人が植えた人工林は、ある年齢になるまで管理しなければ立派な材木には育ちません。
この森林を育てる作業を保育作業といい、間伐はそのうちの一つです。
間伐はある程度成長して込み合ってきた樹木を間引く作業で、植林してから約25~30年くらいした頃に行います。
良質の植林に育てていくためには、間伐作業を行い下草等が育ち小動物が生息できる環境を整えることも重要な要素になります。
間伐材も有効的に活用できる資源として注目を集め、全国的に木材としての利用価値が高まってきました。間伐材利用で得た資金を森林管理に還元していくことも、忘れてはいけない大切な循環機能の一部です。
間伐作業がされず、表土に日光が射さないため植物が育たない状態で、土砂崩れなどが起こりやすくなる
間伐作業が行われ、日光が表土へ十分射し込むため、植物が育ち土壌が豊かになり、土砂崩れ等の災害も起こりにくくなる